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はじめに|日本酒は“世界のSAKE”へ進化中
日本酒が世界中で注目される中、日本国外でも“SAKE”を醸造する酒蔵が増えています。
特にアメリカやヨーロッパでは、日本酒を現地の食文化に合わせてアレンジする「海外発のSAKE」が広がっており、独自のスタイルと品質で世界のファンを魅了しています。
この記事では、海外で実際に日本酒を醸す酒蔵を5つ厳選してご紹介。
海外で造られるSAKEの魅力とは?
● なぜ海外で日本酒が造られるのか?
- 日本酒人気のグローバル化(ミシュランレストランでの導入など)
- 日本酒輸出の限界 → 現地生産の方がフレッシュさを保てる
- 地産地消・サステナブルな観点
● 海外酒蔵の特徴
- 現地の米・水を活用
- 日本人または日本で修行した醸造家が監修
- 現地の食文化に合わせた商品開発(低アル、スパークリングSAKEなど)
世界の注目「海外SAKE酒蔵」5選
1. Brooklyn Kura(ブルックリン・クラ)|アメリカ・ニューヨーク

- 所在地:ニューヨーク州ブルックリン
- 特徴:アメリカ初のクラフト酒蔵。米も水もニューヨーク産。現地食文化に合う“モダンSAKE”を追求。
- 🌐 https://www.brooklynkura.com/
2. Dassai Blue(獺祭ブルー)|アメリカ・ニューヨーク

- 所在地:ニューヨーク州ハドソンバレー
- 特徴:あの「獺祭」が本気でアメリカに進出。純米大吟醸のみを現地で仕込み、品質は日本国内と同水準。
- 🌐 https://dassai.com/
3. Kanpai London Craft Sake|イギリス・ロンドン

- 所在地:イギリス・ロンドン
- 特徴:イギリス初の本格日本酒蔵。ロンドンの水と欧州産米を使い、軽やかで洗練された味わいのSAKEが人気。
- 🌐 https://kanpai.london/
4. WAKAZE Paris(ワカゼ・パリ)|フランス・パリ

- 所在地:フランス・パリ
- 特徴:日本人若手醸造家が創業。仏産の米&水で仕込む“ボーダレスSAKE”。スパイスやワイン樽熟成などの実験的アプローチも。
- 🌐 https://www.wakaze-sake.com/
5. Gekkeikan Sake (USA)|アメリカ・カリフォルニア

- 所在地:カリフォルニア州フォルサム
- 特徴:老舗・月桂冠がアメリカで1989年に設立。現地仕様のテイストで、スーパーなど量販店流通にも対応。
- 🌐 https://us.gekkeikan.com/
まとめ|SAKEは日本だけのものではない時代へ
かつて「日本酒」は日本国内でのみ造られるものでしたが、今では“世界のSAKE”として独自の進化を遂げる時代に入りました。
海外酒蔵が生み出すSAKEは、伝統の枠を超えた新しいスタイルや味わいを提示し、世界中の人々に日本酒の奥深さを届けています。
日本国内の酒ファンにとっても、こうした海外発SAKEは“逆輸入的な魅力”の宝庫。
日本酒の未来を考えるうえで、海外の取り組みもぜひ注目していきましょう。