【三重県】鈴鹿の水と米が育てた、透明感ある地酒「作」 三重県鈴鹿市。鈴鹿サーキットで知られるこの土地で、明治の初めから酒を醸し続けているのが清水清三郎商店です。代表銘柄「作(ざく)」は、全国の日本酒ファンから絶大な支持を集める三重を代表する銘柄のひとつ。伝統の技を大切にしながらも、透明感とキレを追求する姿勢で、日本酒の新しい魅力を伝え続けています。
創業は明治二年。港町に生まれた蔵
清水清三郎商店の創業は1869年。かつて若松は港町として多くの醸造業が栄えていましたが、時代とともにその数は減り、現在では清水清三郎商店が鈴鹿市で唯一の蔵元となっています。鈴鹿山脈から湧き出る清冽な伏流水と、伊勢平野の良質な米。この土地ならではの恵みを活かし、かつて「味酒鈴鹿國(うまさけすずかのくに)」と呼ばれた誇りに恥じぬよう、今日も丁寧に酒を醸しています。

「作る」という営みへの敬意を込めて
「作(ざく)」という名前には、酒を「造る」という営みそのものへの敬意が込められているのだそう。飲む人、造る人、届ける人。関わるすべての人たちで作り上げていく酒でありたいという想いが、このシンプルな一文字に込められています。
少量仕込みが生む、繊細で透明感のある味わい
清水清三郎商店のこだわりは、なんといっても少量仕込み。小さな単位で仕込むことで、もろみの状態にきめ細かく対応でき、より高品質な酒に仕上がります。手間も時間もかかる分、量産はできませんが、その分だけ「作らしさ」ともいえる透明感のある味わいが生まれるのです。杜氏の内山智宏さんが醸す酒は、国内外のコンペティションでも高く評価されており、2016年の伊勢志摩サミットでは乾杯酒にも選ばれました。
受賞歴からたどる、看板酒の味わい

作 玄乃智(げんのとも)~食卓に寄り添う、やさしい旨み~
クラシックな協会七号酵母を使い、落ち着きのある味わいに仕上げられています。青リンゴを思わせるほのかでフレッシュな香りとお米そのものの柔らかで素朴な甘み。そこにキレのいい酸味がすっと差し込んで、後味を軽やかに引き締めてくれます。冷やしてカジュアルに飲むのはもちろん、ぬる燗にするとまた違った滋味深さが顔を出す、懐の深い一本。全国新酒鑑評会やSAKE COMPETITIONでも金賞を重ねている実力派。

作 恵乃智(めぐみのとも)~バランスの美しい人気者~
「作」のレギュラーラインナップの中でも、ひときわ人気が高いのがこちらの「恵乃智」。自社培養酵母から生まれる、洋梨を思わせるふくよかで華やかな香りが特徴で、口に含むとなめらかな甘みと旨みがしっかりと広がります。甘さと軽やかさのバランスがとても美しく、日本酒があまり得意でない方にもすっと馴染みやすいライトな味わいです。軽く冷やしてワイングラスでいただくのがおすすめ。2018年のSake Competitionでは純米吟醸部門で第一位を獲得した、名実ともに「作」を代表する一本です。
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作 雅乃智(みやびのとも)中取り~絹のような旨さ~
清水清三郎商店が目指す理想を体現したのが、この純米大吟醸「雅乃智」中取りです。もろみのもっとも良い部分だけを取り出した贅沢な一本で、香りは洋ナシやメロンを思わせる華やかな吟醸香。口に含むと、絹のようになめらかな飲み口から、甘みをまとった澄んだ旨みがゆっくりと広がっていきます。そして最後にほんの少しの辛さが顔を出し、爽やかな余韻へと導いてくれる、洗練を極めた味わい。特別な日の一杯にふさわしい、「作」の中でも特にきらびやかな存在です。
三重の地酒を、その土地で
創業から150年以上。港町の歴史とともに歩んできた清水清三郎商店は、伝統的な伊勢杜氏の技を受け継ぎながら、今もなお進化を続けています。三重県を訪れた際には、ぜひ「作」を通じて、鈴鹿の水と米が育んだ透明感のある味わいを楽しんでみてください。

[蔵情報]
蔵元:清水清三郎商店
所在地:三重県鈴鹿市若松東3-9-33
創業:1869年(明治二年)
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